
最近では美容や健康に気を配る人が増え、若い人も鍼灸院に通う人が増えています。高齢化も進んでいるため、その需要は増加つつあります。人気の後押しを受けて、鍼灸師になりたいと考える人も増えています。そのためには、はり師・きゅう師の国家資格を取得する必要がありますが、大きく分けて大学で学ぶ方法と専門学校で学ぶ方法の2通りがあります。
大学では卒業までに4年かかるのに対して、3年で資格が取得できるというメリットがあります。卒業までの時間が短ければ学費面が抑えられますし、即戦力として活躍の場が広がっているので、1年でも早く社会に出てキャリアを積みたいと考えている人にとっても好都合です。特に独立を考えている人であれば、大卒の学歴よりも自らの技術や知識、経験がモノをいう世界ですので、この世界でやっていくと決めている人には鍼灸専門学校が特におすすめです。
また、大学では最初は理論などの座学を中心に学んでいくのに対して、専門学校では1年目から座学と実技を組み合わせたカリキュラムが組まれています。学んだ知識をすぐに実技や体験実習で実践して確認できるので、より知識も身につきやすくなっています。
また、卒業後に大卒資格も取得したくなった場合には、大学の4年次に編入できる制度を設けているところもありますし、昼間は他の仕事をしていて学ぶ時間が取れない人は、夜間部を選ぶのも良いでしょう。